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2025.02.28

食事で避けるべきもの vol.3 🆕

食事で避けるべきもの
普段私が気を付けて摂りすぎないよう、なるべく控えるようにしている食品についてお伝えしようと思います。美味しくて便利な食環境の中で、選び方にも目をむける必要があると考えています。何回かに分けて紹介しようと思っていますので、お付き合いください♡

第3回目のテーマは、異性化糖について
ジュースや調味料などによく含まれている異性化糖。ブドウ糖と果糖が混ざった液状の糖で、
「果糖ぶどう糖液糖」「ブドウ糖果糖液糖」「高果糖液糖」などと表示されています👀
ご覧になったこと一度はあると思います。

主成分:ブドウ糖と果糖
デンプン(ジャガイモ、さつま芋、トウモロコシなど)を酵素で糖化し、異性化させたもの

特徴
低温下で甘みが増す
甘みが口の中に残りにくい
砂糖よりも安価

砂糖より値段が安いのに甘みは更に強く、液状であることや低温で甘味が強くなることもあり、冷菓や清涼飲料水等の甘みとしに利用されている理由かなと思います。

避ける理由
  • 遺伝子組み換え食品が原料に使われている可能性がある
異性化糖はトウモロコシのでんぷんを分解して作られていますが、このトウモロコシは大半がアメリカから輸入されています。アメリカのトウモロコシは殆どが遺伝子組換食品。
遺伝子組換食品は長期間食べ続けた場合癌やアレルギー、不妊症などを引き起こす可能性が示唆されています。通常、遺伝子組換食品は表示義務がありますが、原料のトウモロコシを分解して生成される異性化糖は表示が不要となっています。
そのこともあり、遺伝子組換食品を使用されている認識がなかなか持てないかもしれませんね。
 
  • 糖化が引き起こされる
糖化とは体のコゲともいわれ、タンパク質と余分な糖が結びついて、タンパク質が変性・劣化していく反応のこと。糖化したタンパク質は老化の原因といわれています。
そして異性化糖の方が砂糖よりも血糖値が早く上昇します。
砂糖は体内でブドウ糖と果糖を分解してから吸収される」ので体に取り込んで吸収されるまでに時間がかかりますが、一方、「異性化糖は最初からブドウ糖と果糖にすでに分解されている」ので、あっという間に吸収されて血糖値が急上昇。そして中性脂肪も砂糖よりも早く蓄えられるので糖尿病のリスクがより高くなります。

使用されている食品
異性化糖はそのままの形で流通することはほとんどなく、製品の中に含まれていることがほとんど🚚
清涼飲料水・スポーツドリンク・炭酸飲料・ヨーグルト飲料・アルコール飲料・アイスクリーム・冷菓・菓子パン・調味料(甘露醤油、みりん風調味料、ケチャップ、ドレッシング)・シロップ など

甘い味がするものには使われていることが多い異性化糖。避けられるならばなるべく避けたほうが良い食品です。原材料表示をみる習慣をもつ、加工食品の頻度を見直すなどから始めてみるのもいいかなと思います
皆様のご参考になれば幸いです✨
管理栄養士